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Q 不景気でもあり,高校に行かず高認で難関大学を目指すという方向はありなのでしょうか。

A もちろんありです。高校でかかる費用は,こちらのページにあります。この程度の節約にはなるということです。

 さて,この種の平均的なデータには,私立の寄付金が入っていないことがあるほか,学外での学習費用が非常に少なく出ています。一般の高校生は,学校の外では勉強らしきことをほとんどしないからです。難関大学を目指すために本格的に塾に通ったりしますと,塾や参考書の費用がもっとかかります。

 だからこそ,難関大受験を目指すという前提で考えれば,高認によって費用を節減することがさらに重要になってくるのです。

 高認なら,それに加え,大幅な勉強時間が手に入ります。そもそも,大学全入時代といわれる現在,高校に行くことにそれほど意味があるのかどうか,考え直してもいいのではないでしょうか。

 たしかに,高認は高卒と同等に扱われるとはいえ,高卒そのものズバリではありません。しかし,大卒の学歴が手にはいるのであれば高卒の学歴は重要ではなくなります。また,高卒と比べて,若干の差別が予想されるにしても,

1 行き先が一流大学であればまず問題にはならない

 でしょうし,

2 大学受験でランクアップが狙える

 ことを考えれば,明らかに「買い」です。

 逆に,高認の合格すら危うい人は,高校を卒業したほうが楽でしょうが,そういう人は難関大学とは縁がないでしょう。

 従いまして,一定以上の大学が視野に入っていて,心理的抵抗さえなければ,高認もありです。

 高認というと,やむを得ない理由で高校に行けなくなった人のため,というイメージがありますが,難関大学を目指す一つの手段として,このように積極的なとらえ方をしてもいいのではないでしょうか。

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