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Q 理系の研究職に就きたいのですが,できるものでしょうか?

A どんな研究職を希望するかによります。一般的に,研究職志望の人には次のような3つのタイプがあります。

1 「研究員」志望型

 教授などへの出世を強くは望まず,純粋に研究活動に従事したいという人です。こういう人にとっては,企業の研究所や公的機関にポストはかなりあると思われます。研究者のピラミッド構造を維持するために,現場研究員の需要は高いものがあります。大学では「技官」「助手」「非常勤講師」あたりがこれに当たります。

 なお,ちょっと話がそれますが,「研究所」と名の付くところだけが創造的・知的活動を行っているわけではありません。

 高校の先生でも研究活動を行っている方々はいらっしゃいます。さらに「創造的活動」というふうに考えれば,たとえば理系出身の営業マンなども,顧客のニーズを開拓すべく,データ収集を行い,それに基づいて創造的な方法を生み出している人は多いでしょう。

2 出世志望型

 有名大学の助教授,教授へとつながるコースを志望する人です。ピラミッド構造の上部なので,このポストは,決して多くはありません。大学名,成績,研究業績ともに必要になります。

 東大生で研究職志望の人の多くはこのタイプだと思われます。このタイプの人は,コースに乗れないようなら躊躇することなく民間企業への就職を選びます。

3 イメージ先行型

 特に強く興味をもつ分野があるわけでもないのに,楽そうだから,かっこいいから,という理由で志望する人です。実は,研究職志望の人の大半は,このタイプではないかと思います。

 ある分野について強い興味を持っているなら,当然,専門書などを読み,進んだ知識を身につけようという行動に出るはずです。東大受験生で,大学入学前に既に専門書を読んでいる人が多いと言われるのも,彼らが興味をおさえきれないからです。

 ところが,多くの人は,口では「○○について研究したい」と言っていても,実際には高校の範囲やテレビの特集番組程度の情報をもとに語っています。大学の研究室のHPを当たることすらしない人が多いのが現状です。しかも,大学受験に失敗して浪人すると,直ちに文転してしまう人も数多くいます。

 というわけで,自分がどのタイプなのかを考えてみてください。もちろん,地位など全く気にせず,純粋な興味を貫いて勉強するのが理想なのですが,実際には大学名や在学中の成績,人事上の系列で将来がかなり見えてしまう分野もあるので,臨機応変に進路を変更する柔軟性も必要だと思われます。

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