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Q 東大受験に不利な性格というのはありますか?

A 大学入試では,あまり人間性が問題になるとは思えません。従って,性格どうこうということは言えませんが,東大受験生では,たとえば次のようなタイプが危険なように思われます。あくまで一般論(つまり当学院外での観察)にして主観的印象です。

1 自己流で押し通す

 数学の証明で,結論の式までまだ数段階あり,しかも容易に導けるのに,「これは示すべき式と同値である」と結論を書いてしまう人,現代文で確信犯的に一ヶ所だけを抜き出して「ということ」を付けるだけの人,どんな小論文でも同じ主張をする人,解答欄の大きさを考慮せず極小の文字でぎっしり書く人,英語の訳で単語を無視して漠然とした内容しか書かない人,などなど。これらの人は問題集の答えを真似しようとする姿勢がないので,進歩がありません。苦手科目は絶対に勉強しない人,復習しない人も同様です。

2 日本語力・日本語の受け答えに問題がある

 漢字の書き取りがほとんどできない人,基本的な説明文が書けない人,など。たとえば,「発泡スチロールをさわるとなぜ暖かく感じるのか?」という問に対して,「保温性がいいから」と答えるタイプです(せめて,「空気がたくさん含まれていて,その空気が熱を伝えにくいから」ぐらいの説明はほしい)。この手の思考傾向をもった人は東大受験生にも多く見られます。かなり危険です。

3 進歩が止まってしまった

 何度教えられても,文字で割る場合に0かどうかチェックしない人,週に20個の英単語テストを連続4週間クリアーすることができない人,毎週同じ問題をやっても必ず同じところで同じ間違いをする人,など。有名私立高校に多く,だいたい高1ぐらいまでの問題は瞬時に解きますが,その後は全く歯が立たないので,いつごろ進歩が止まったか,かなりはっきり特定できます。それだけでなく,志望大学もまた「固定」されてしまうので,毎年同じ大学を受け,多浪します。

4 居眠り常習

 経験的に見て,これはきわめて危険です。塾や予備校で居眠りが目立つ人は,ほぼ確実に撃沈されます。現役生のA判定で落ちるケースはほとんどこれです。浪人すると反省して気合いを入れるので,何とかなるケースもあります。

5 二次で日本史選択・地学選択

 常に問題があるわけではなく,「覚えることが少なくて楽そうだから」という動機で選択される場合に問題があります。どちらの科目も,知的興味を的確にとらえて,鮮やかな文章で表現する必要があるので,そういう能力のある人を除いては,結局壁に当たります。

 現象論的にはこれらの他にもいろいろありますが,いずれも救済するためにはそれなりの技術が必要になります。

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