Q 慶應の法学部と経済学部はどちらがよいでしょうか。また早大の政経と法では?
A 学びたい学問のほうに進学すべきはもちろんです。それでも迷う場合には将来性ということになります。しばらく前までは,慶應で法学部(法律学科)がけっこう人気でしたが,これはOBが司法試験の対策を支援するなどの努力の成果であるといわれています。慶應法学部の人気は司法試験合格者数が牽引している部分が大きいので,民間企業への就職を考える場合には,あまり参考になりません。
また,最近のロースクール化の流れの中で,法学部の人気が急落しています。
東大法学部の定員割れや,文1の易化は,記憶に新しいところです。
一般論ですが,経済学部はかつて慶應の看板であったため,OBのネットワークは強く,最終的に役員まで出世する可能性も高くなるといわれます。そこで,安易にも見えますが,次のような方針はどうでしょうか。
(1)民間企業でやっていく自信がない人,対人関係が苦手な人は法学部に避難して公務員に。
(2)決められた作業を長期間飽きずにやっていける能力のある人は法学部に行って資格系の職業へ。
(3)経営や企画,工夫を要する仕事に自信のある人は,法学部に行くとひたすら暗記で辛いかもしれないので,経済や政経へ。
早大の法学部は政経や慶應経済・法に比べて非常に入りやすいので,「とりあえず法学部に入ってカタチを整え,はやく資格試験の勉強に専念したい」と考える人にとっては,不謹慎ではありますが,「お買い得」な学科といえます。いずれにしても早大はOBの支援がほとんど見込めないことから,自力で勝負せざるをえません。
また,特に昨今,資格試験は失業対策として重視され,資格取得については公的な補助もなされています。この傾向の延長に,たとえばロースクールと法曹増産もあり,今後は一層避難場所が広がると思われますので,まずは民間でチャレンジしてみてもいいのではないでしょうか。
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