Q 東大2次の理科は化学の他に生物と物理のどちらを選んだ方がよいでしょうか。
A 結論から申し上げますと,迷うくらいなら物理がよいのではないでしょうか。最近物理の入試問題が特に易化しており,一方,生物の問題は,
(1)「その場で考える」タイプの実験考察問題,
(2)バイオサイエンスがらみの新機軸問題
など,本番でのリスクが高いものになりつつあるからです。
生物は一見暗記しさえすればよいように見えますが,実際に答案を採点してみると,「知っているはずなのに書けなかった」という人が非常に多いのに驚かされます。出題の意図に沿って縦横に知識を使いこなすのは案外難しく,多くの人が,全然関係ない事項を闇雲に並べ,的外れな答案を書いています。しかも,本人は「とにかく教科書にあることを書いたから点になるはずだ」と思い込んでいたりします。
知識を使いこなすだけではありません。生物(や地学)選択者には微妙な概念を的確に表現する日本語力も要求されるので,論述力に自信がない人や,数式計算が得意な人は,リスク回避の意味で,生物は避けた方がいいでしょう。その他に,
(1) 生物は知識の比重が高いので,理系にありがちな「暗記の苦手な人」には向かない
(2) どういうわけか大学での生物学(専門課程も含めて)の授業の大部分が高校範囲と重複しており,物理に比べて入学前に学習することの意義が低い
(3) 高校で生物をやっていなくても,大学入学後に簡単に挽回できる
(4) 生物選択者は物理か化学のどちらかで駒場の授業についていけなくなる(要注意!)ことが非常に多い
といったことも考えて慎重に選択すべきでしょう。
それ以外の理由,および科目や学習方法の細かい点につきましては,入会後に詳しくご説明いたします。センターの選択科目についてもご入会後に,統計等を示した上で特定の科目選択をおすすめいたします。
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