東京凰籃学院 - 合格体験記 - 2004合格体験記

東京凰籃学院

2004 合格体験記


勉強の意義と面白さを知ろう!

'04東京大学文科一類合格 

 受験勉強に何の意味があるのかと思い勉強を嫌悪していた私が自ら勉強する気になったのは,凰籃の授業に価値があると実感できたからという一点に尽きます。凰籃では受験勉強の意義や学問の面白さを教えてもらいました。出される課題は非常に重厚で興味深く手応えがあり,これをこなすうちに記憶のコツや,根本的な勉強の仕方についての工夫が身につきました。

 受験期間は長いので,面白くなければやっていられません。凰籃に出会わなかったら,きっと私は受験からドロップアウトしていたことでしょう。

 受験生には時間がありません。だから効率が大切になります。いい加減な気持ちで机に向かっても意味はありません。その点凰籃の毎回のテストでは,自分の無力を思い知らされ,これがやる気につながりました。また,自分の学力を客観的に知ることは重要ですが,これほど厳正かつ詳細な成績データを示してくれるのは凰籃しかありません。

 しかし何といっても凰籃の強さを実感したのは入試当日です。表層的な知識や技術よりも,どんな問題にも共通する人間心理や学問的視点を凰籃の授業ではいつも興味深く,またわかりやすい具体例を挙げて話してくださったので,本番の論述では自信をもって書けました。

 高校時代は演劇部で好きなことに打ち込むこともでき,凰籃のおかげで大学受験も無事に終わって,まさに最高の高校生活を送ることができたと思います。後輩の皆さんも後悔しない選択をして,春に笑ってください。

東大の傾向を見抜こう!

'04東京大学文科一類合格

 あえて言わせてもらえば,東大はきわめて特殊な大学です。英語,国語,地歴では知識よりもむしろ論述力が問われ,数学でも,簡単そうに見えて実は普通の問題集にほとんど出ていないような特殊な問題が出題されます。それもそのはず。全国からトップクラスの頭脳が集まるのです。高校範囲なんて名ばかり。騙されてはいけません。一見易しそうでも,よく練られた超難問ばかりが出題されるのです。断言します。東大は努力だけでは無理です。

 私は浪人してはじめてこのことに気付き,現役のときの自己流の勉強を後悔しました。現役のときにも数々の塾に行きましたが,どれも普通の入試問題ばかりで,東大のような“ひねり”がまったくありません。もちろんほとんど解けるようにしました。これで本当に受かるのだろうか?と思いましたが,他に方法がなかったのです。結果は案の定惨敗。私のような凡人は,普通の勉強では絶対に東大は無理だと思い知ったのです。そして“東大にいちばん近い授業”を探していたところ,凰籃にたどり着きました。

 凰籃の授業では,まさに探していたものに出会うことができました。凰籃のテキストは,一見基本的でありながら,一ひねりも二ひねりもされていて,普通の勉強では手も足も出ない問題が並んでます。これはまさに東大入試の傾向そのものです。授業では,「普通の入試問題を解くだけでは東大の傾向には対処できない,あれは知能テストだ」と指摘され,深く納得しました。

 普通の予備校のテキストはただ入試問題を並べているだけなのに対し,凰籃のテキストには,凰籃で作ったオリジナルの問題がぎっしり詰まっています。また創作テスト講座もあります。しかも授業では,なぜ解きにくいのかを,きわめてわかりやすく解説してもらえます。毎回東大レベルのテストもあり,演習も完璧。とにかく東大受験生のための塾としてこれ以上のところはありません。

 こうして迎えた二度目の東大入試。現役のときとはうって変わって,問題に親しみを感じることができました。「やっぱり出たか」と嬉しい気持ちを抑えつつ解き進めることができ,合格の手応えを感じることができました。

 後輩の皆さん,“正しい判断”と“正しい戦略”で,ぜひ最難関を突破してください!

凰籃メソッドで全国一位!ここに究極あり!!

'04東京大学文科ニ類合格

 私が浪人してから凰籃に入って感じたことは,自分の論述力のなさでした。模試では点がとれるのに凰籃のテストでは点数がとれない。これはすなわちA判定不合格者の典型例でした。ただ自分の学力状況を冷静に分析できるようになって,現役時と比べてはるかに勉強効率が向上しました。

 授業では背景知識,論述テクニック,重要暗記事項などが的確に指導され,教材も一見平易なようで実は相当に難しい問題が数多く収録され,非常に良いものでした。従って私はこの一年間,凰籃で指定された参考書と教材以外はほとんど手を着けず,もっぱら復習に執心しました。その結果,東大入試実戦模試でも全国一位を取ることができましたが,現役のときの経験もあるので,油断大敵と自分に言い聞かせました。

 凰籃は総合的に見てやはり素晴らしい予備校だと思います。良い教材・知的好奇心を喚起する授業・やる気のある雰囲気。こうした全ての要素が受験に役立つのは間違いありません。これから東大を目指す皆さんは大きなチャンスを得たと思い,慢心せず精進していって下さい。

焦らず基本に徹しよう!

'04東京大学理科一類合格

 合格は嬉しい反面,こんな不真面目な私が受かってしまっていいのだろうかという気持ちも禁じ得ません。そんな私がアドバイスするのも変ですが,勝因と思われることを書きましょう。

 まず,とにかく基本項目を早くおさえるようにしました。私は夏休みまでに,数V,数C,物理,化学は全範囲をひととおり終わらせ,英単語に不安がないようにしておきました。基礎を確立しておかないと,いくら問題を解いても空回りすると思ったからです。

 次に,凰籃の教材は暗記するまで繰り返しやりました。というのも,凰籃の授業で,「授業を一回聞いて理解しても,後で解けなければ何の意味もない」と繰り返し言われたからです。確かにその通りだと思いました。これほど的中する素晴らしいテキストを手に入れたからには,絶対に身につけようと思いました。

 私がやったのはこれだけです。自分でもあまり勉強量があったとは思えませんが,時間的に考えて,普通の現役生ができるのはここまでだと思います。重要なのは,短い勉強時間をいかに有効に使うかということだと思います。その点で,凰籃は現役合格への必須アイテムではないでしょうか。ちなみに私は下のクラスでしたが,下クラスでも心配は要りません。教材はとてもレベルが高く,東大入試にきちんと対応していて,ちゃんと的中します。

 選ぶなら一番いいものを素直に選ぶべきです。そうすれば合格はついてきます。第一志望をあきらめることなく頑張ってください。

医学部現役合格には論述力を!

'04滋賀医科大学医学部医学科合格

 医学部はたしかに理系なのですが,最後の最後に頼りになるのは国語力です。たとえばセンター試験で失敗してしまうと受験できる学校がかなり限られてしまうのですが,センターでどこまで得点が伸びるかは国語にかなり依存します。また医学部はその場で考える問題が多いので,全体的な解釈力や論述力,すなわち国語力があれば,十分対応可能です。

 論述力は一朝一夕には身に付きませんが,身につければ多少のことではびくともしない強力な武器になります。

 凰籃では嫌でも大量の文章を書くことになるので,論述力は相当に鍛えられます。はじめは600字埋めるのもやっとだったのに,入試直前には英語でも数学でも,「問題集よりもずっといい」と自己満足に浸れるくらいの論述答案を書くことができるようになりました。

 受験時代はプレッシャーがかかり大変ですが,手応えのある勉強をすれば楽しいものです。悔いの残らないよう頑張ってください。


東京凰籃学院 2004合格体験記特別寄稿

無名校初の東大理系合格!

これが東大受験の真実だ!!

 以下は,出身高校で初めて東大理系に合格した当学院受講生(2004東京大学理科2類/早稲田大学理工学部電気・情報生命工学科/慶應義塾大学理工学部学門4合格)の合格体験記をほとんど無修正のまま,その全文を掲載したものです。なお,過去にこの高校からの東大合格者は,20年以上前に文系が1人いるのみとのことです。


 私は無名校に通っていたので,様々な面でかなりの不安がありました。過去に理系で東大に受かった人は誰もおらず,難関国立大学の受験を実際に経験した先生もあまりいませんでした。従って,どの時期にどのような勉強をすればよいのかについて,適切なアドバイスを受けることが非常に困難であった上に,参考となる前例もなかったわけです。このような「生きた情報」が得られない状況で東大に合格するのは至難の業でしょう。

 わたしが凰籃に出会ったのは高2の3学期,ちょうど本格的な受験勉強が始まる頃でした。細水先生がお書きになった本『プロが明かす東大・京大・早慶突破50の条件』の的確なアドバイスに感銘を受け,凰籃の高い合格率に惹かれたというのが本音でした。

 凰籃の授業は驚きと感動の連続でした。

 一つ目は教材のレベルの高さです。特に数学でそうなのですが,しつこいくらいに受験生の盲点をついてきます。一見するとすぐに解けそうなのに,いざとりかかってみると解けない。しかし実際は標準的手法(定石)の組み合わせで解けてしまう。(受験生の盲点とは定石の組み合わせ方や適応方法であるといえるでしょう。)その上的中というプレミアもついている。つまり,難関大を目指す学生がつい手を出したくなるような問題集の問題とは根本的に異なるわけです。

 二つ目は講義のおもしろさです。これは特に現代文においてです。入試現代文というと,内容を機械的に分別・記号化して処理をすれば必ず点になる答案が書けると思いがちですが,それは間違いです。そもそも東大の現代文では,筆者の思想や斬新な考え,あるいは暗黙の了解という複雑な背景を持った文章が出題されるわけですから,字面を追って答案を完成させても,それは筆者の言いたいことが抜け落ちた無意味なものにしかならないのです。こんな答案を採点者が評価するはずがありません。細水先生は講義を通して「出題者の意に沿った答案」の書き方を教えてくださいました。その際,文章の「裏」を流れる(一般的な)思想,社会的視点,学問的洞察力なども身につけることができました。解説の合間になされる雑談も知的感動の宝庫で,聞いていて飽きることがありませんでした。むしろどんどん引き込まれて行き,先生の話がどんどん頭に入ってくるようになり,学習が加速されて行きました。これが凰籃のすごいところの一つです。私は他の塾や予備校でこんな刺激的な授業を受けたことはありません。

 三つ目は指導の細やかさです。ご承知の通り凰籃学院では少人数制の指導がなされます。従って先生は全員の顔と名前を覚えてくださっていますし,相談にも親身に乗ってくださり,的確なアドバイスをくださります。しかもそのアドバイスは,先生が長年の経験を通して培われた方法論に基づいたものであり,その範囲は科目の壁を越え,生活態度や勉強法にまで及びます。これは他のどの塾や予備校にもまねができないでしょう。また,少人数制ならではのアットホームな雰囲気も私は好きでした。

 四つ目は受講生のレベルです。凰籃の受講生の8割は開成と桜蔭で占められます。各授業の最後に行われるテストで,私は彼・彼女等の実力を思い知らされました。たとえば英語です。それまでの模試では英語だけ偏差値がいつも他の科目より10高かったので,英語にはかなりの自信がありました。しかし凰籃のテストを受けて愕然。盲点をついた訳しにくい問題で構成されているからでもあるのですが,納得のいく訳文が書けず,点数もほとんどもらえません。ところが,となりに座っている人の答案をちらっと見ると,大きく赤丸がついているのです。私はかなり驚き,ショックさえ受けましたが,それがかえってやる気をかき立て,上手に切磋琢磨できたと思います。それまで開成の人と会ったことがなかっただけに,かなりいい刺激になったのです。

 さて,今まで凰籃のすごい点をお話ししてきたわけですが,凰籃がすばらしいだけでは東大に受かりません。教材を復習し,完全に自分のものにする必要があるのです。私はそうなるまでに3〜4回くらい復習しました。でも決して苦痛ではありませんでした。ノートにメモした先生の雑談などを見ると,話の全体像を思い浮かべ,知的感動に満ちた楽しい内容を思い出すことができます。楽しいことや筋の通った話は記憶に残りやすいので,それと一緒に問題や解答も割と楽に覚えられ,覚えた解答をサンプルとして新しい問題に応用できるようになっていきました。

 万全の対策を立てて臨んだ東大本番。問題を開けてみてびっくり,そこには凰籃で学んだものとよく似た問題が並んでいました。記憶に新しいものから順に解きました。そして凰籃は本当にすごいなあと思いました。試験では一問解けると調子が出て,解答速度が上がります。ですから,最初の一問が解けたことは非常に重要なことなのです。

 一生懸命勉強してきたせいでもあるのか,緊張することもなく2日間の試験を終えることができました。試験終了から合格発表までの2週間は本当に長かったです。ある程度点が取れた自信はあってもやはり不安はつきまとうものです。発表までは「現実逃避」して精神を安定させるために,後期試験の対策をしていました。また,この期間に細水先生が励ましのメールを下さりました。

 そしてやってきた3月10日。私は掲示板を見に行きました。少し早めに着いたのですが,掲示板近くは受験生や保護者,予備校関係者,報道陣などでごったがえしていました。緊張が高まります。そしてついに公開。同時に音楽系同好会が演奏を開始。人の流れをかき分けながら理2の掲示板前にたどり着きました。怖かったので最低点を先に見ました。309,おお,いい感じだ。続けて番号を探すと,自分の受験番号がありました。その瞬間は嬉しかったです。同時にほっとしました。

 凰籃は唯一無二のすばらしい塾です。皆さんにやる気があれば,必ず東大に合格することができます。皆さんも是非,合格という栄冠を勝ち取ってください。最後に,無名校の私の面倒を最後まで見てくださった細水正行先生に,この場を借りて感謝の意を表したいと思います。

追記1>>センター試験の対策について

 センター試験には特有の問題がありますから,やはり対策は必要だと思います。本格的にはじめたのは11月の半ばでした。同じ量だけ勉強するのであれば,マーク対策より記述対策の方が実力がつきます。これは特に国語で言えることで,凰籃で記述問題の訓練をしていたら,マーク試験の点数が一気に50点ほど上がりました。ですから,最初は記述対策をして実力をつけ,センターが近くなったらマークの練習をする。これでいいのだと思います。

追記2>>近況

 先日(3月11日)高校に挨拶に行って参りましたが,多くの先生方に廊下ですれ違うたびに「おめでとう」と言って頂き,おまけに握手までして頂き,かえってこちらが申し訳なくなってしまうくらいでした。3月10日に電話で報告したあと,職員室は大騒ぎだったそうです。また,3月11日には既に高校のホームページ上で東大合格者が出たことが公開されていました。

 早速3月11日に振り込みをしました。郵便局の方までもが「おめでとうございます」といってくださいました。ほんとに無名校からは滅多に東大が出ないんだなあと思いました。開成なら単なる「+1」なのに・・・。


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