東京凰籃学院 - 合格体験記 - 2003合格体験記

東京凰籃学院

2003東大合格体験記


弱点を楽しく補強しよう!

2003東京大学文科一類合格

 凰籃には2年間お世話になりましたが,はじめのころは,とにかく教材のレベルの高さに圧倒される日々でした。偏差値40台から始めた僕には,教材の予習をしようとしても何がなんだか全くわからず,授業を聞いて理解するのが精一杯でした。ところが,その授業がとても面白く,解説を聞いていると不思議と自分も解けるようになるような気がしてくるのです。今思えば,ある意味騙されていたのかもしれません。しかしそのおかげで復習も進み,難しい問題のパターンにも慣れていきました。

 もう一つ凰籃の素晴らしい点は,しつこいぐらいに受験生の弱点を突いてくるところです。一見解けそうな問題なのに,いざやってみると解けない,という経験は誰にでもあると思います。そして特に東大の入試問題はそういうものが非常に多いのです。東大入試問題を「基本的」と言う人もいれば「難問」と評価する人もいるのはそのためでしょう。凰籃では,そういう東大の傾向に合った問題をたくさん解かされ,入試への自信を身につけることができました。

 それに凰籃の教材には入試的中というプレミアが付いています。やれば必ず合格に近づくだけに,毎回,期待感をもって楽しく復習することができました。

 "東大入試は基本事項をうまく使いこなせば合格できる,だから偏差値の壁なんか関係ない"ということを,単なる宣伝文句ではなく,実例によって実感させてくれた凰籃の授業には非常に感謝しています。

 凰籃で学んでいる後輩の皆さんに一言。多くの受験生はこんなにいい授業を受けているわけではありません。皆さんは千載一遇のチャンスを手に入れているのです。凰籃の授業を存分に楽しみ,そして合格を手に入れてください。


努力を"生きがい"に変えよう!

2003東京大学文科一類合格

 凰籃の授業で一番感銘を受けたのは,すべての入試問題に知的論点があることを教えられたことです。平易な英文の和訳や単純な計算問題ですら,興味を感じ,味わうことができるのです。そのコツがわかると,どんな勉強も苦にならなくなり,意外なほどはかどるようになります。これが合格を決める決定的要因になったと思います。

 世間には,ただ東大に入りたいがために,面白くもない勉強をがむしゃらにやっている人がたくさんいます。かつての自分もそうでした。そして,つまらなさから,ついつい刺激を求めてミーハーな難問を無意味に追いかけていました。それが出題範囲外で入試に出ないとわかっていても,一時的に自尊心を満たし,学力がついたような幻想に浸って安心していたように思います。しかしこれでは結局基本がおろそかになり,受験産業に操られるだけに終わってしまいます。それに,何より悲惨です。

 一方凰籃では授業の雰囲気が明るく,出席率もきわめて高く,みんなさりげなく合格していきます。受験少年院的な根性・ガリ勉という悲壮なイメージは全く感じられません。それは,授業が楽しく,また勉強法に迷いがないからだと思います。

 不吉なことを言うようですが,はっきり言って東大に受かるのは並大抵のことではありません。やはり最難関です。楽して受かる,というものではありません。しかし,意味もなく苦しんだり人間性を犠牲にしたりする必要はないのです。

 努力にも,充実した努力と悲惨な努力があります。受験時代という短い期間でしたが,努力を"生きがい"に変えてくれた凰籃での経験は,きっと私の人生に大きくプラスとなることと思います。


正しい方法で最短合格を!

2003東京大学文科一類合格

 浪人した後再び第一志望に落ちた人の話を聞き,自分は絶対に落ちたくないと思ったときに目についたのが凰籃の高い合格率でした。それまでは大手の予備校に行ったりもしましたが,自分の勉強方法が正しいのかどうか確かめるすべもなく,ただ不安でした。その点,凰籃ではきめ細やかな授業で,勉強内容もすべて指定されるので,ひたすらその内容をこなすことだけに専念できました。毎回の教材の予習復習はかなりの量なので,文字通り勉強漬けでした。

 しかし凰籃のスタイルに慣れてきた二学期頃も,飽きっぽい私は反復が足りなくて,基本事項の確認テストでは毎回のように不合格になりました。英国社は暗記の割合が高いので,自分の頭に入ったと思うまでの回数プラス一回以上繰り返す必要があると思います。一方授業の教材はしっかり自分で考えることが重要です。とりわけ現国は文章が難解で,理解するために何時間もかけたり,時間をおいて読み直したりしました。英語は教材を読み込めば読み込むほど実力が付き,英文に抵抗がなくなっていきました。

 冬,センターを少しずつ意識し始めましたが,年内は基本的に二次の論述中心でした。年が明けてから詰め込みが功を奏してセンター方式で慶應法などに受かり,この保険が精神安定剤となって文一に出願することができました。

 大学は本当に楽しいです。勉強以外の世界が広がります。入学する価値は十分あるので,後輩の皆さんは今の時期を逃さず頑張ってください。


勉強法への信頼が合格を決める!

2003東京大学文科二類合格

 二年前の入会時には遠い先のことのように感じていた大学入試もあっという間に本番,そして合格発表を迎え,終わってみるとこの二年間,凰籃の教材および指定された学習に終始したように思われます。特に毎週行われる確認試験は学習ペースの維持や暗記力向上に大いに役立ち,おかげで直前期の詰め込みにもスムーズに移行することができました。

 無論教材も知的好奇心を刺激して余りあるもので,理解を深める喜びを感じつつ学習を進められました。ただ,これは実際に入試を体験してみて実感したことですが,いくら知的知的と叫んでも,やはり東大入試には相当の暗記が必要となります。直前期に焦らないよう,自分で自分を追い込む強い危機意識をもって受験に臨むべきでしょう。凰籃で訓練を続ければ確実に暗記力は向上するので,毎回の勉強をおろそかにしないことが重要だと思います。

 またこれは至極当然のことかも知れませんが,とにかく集中して授業に出席することも重要です。教材の問題にこめられた意図や背景を解説し,理解を深めてくれるのは勿論のこと,何気ない雑談にも鋭い示唆が含まれており,授業を受ける度に社会的視点や学問的思考が身に付きます。このような力は特に英語や地歴で大きな助けになりました。

 細部にわたる受験指導もみな理にかなったもので,たびたび危機感を煽られたおかげで自己管理意識の甘い私もペースを維持することができました。

 さて,話は変わりますが,受験勉強というのはことのほか,心理的側面に左右されやすものだと思います。実際高校の同級生の中にも,スポーツや読書に耽って現実逃避する輩,不安心理から巷の妄言に惑わされ,あちこちの塾を転々とする輩が数多く見受けられました。しかし逃避願望や不安心理を克服しなければ合格はありあり得ません。まずは凰籃の指示通り学習を進めてみることをおすすめします。一見量が多いように思われても決して無理は要求されていませんし,受験に際し無駄になることもありません。すぐれた教材を学習しているという実感は日頃の勉強の励みにもなりますし,それを習得したという自信は試験本番での心理的重圧と戦う武器になります。私自身直前期はすべて教材の復習に充てましたが,さしたる苦痛や不安も感じず,むしろ知的興味を満たす楽しみを味わえました。

 受験という現実に立ち向かうことはさほど簡単なことではないかもしれませんが,志望校への合格はそれに見合う大きな喜びをもたらしてくれるものです。覚悟をもち,真剣な姿勢で勉強に取り組んでみてください。


細部を究めて合格をつかめ!

2003東京大学理科一類合格

 英語が苦手という情けない理由で理系を選んだ私は,凰籃に入って,東大理系は実質文系だということを知り,はじめ絶望的な気分になりました。たしかに東大理系には完全論述式の国語があり,数学も論理を組み立てて答案を完成させなければなりません。

 得意なはずだった数学も,毎回の基本確認試験でごく簡単な問題が解けないという事実を前にして,それまで全然的外れの勉強をしていたのだと思い知りました。そして勉強方法を根底から考え直す必要に迫られました。

 多くの受験生は自分で問題集を解いて,勉強したような気になっています。しかし普通の問題集には東大で出題されるようなタイプの問題はほとんど載っていません。一方凰籃の確認試験では,基本問題なのに誰もがつまずくようなポイントが選び抜かれて出題されます。東大の傾向に合った勉強をするにはこれほどよい機会はないと思います。

 授業も解説が深くて感動的なものでした。

 はじめ私は英文要約が全くできなかったのですが,授業で英語の長文の構造を分析し,筆者の意図や思考の流れが余すところなく解説されるのを見て,その方法を真似しようと努力しました。そのおかげで絶対にポイントを外さない自信を得ることができました。また,授業では知的論点を数多く学ぶことができ,英文の背景を直接知ることができました。これは一種のカンニングのようなもので,どんな英文も定型的な論点に分解できることを知って,苦手だった英語に大きな安心感を与えてくれました。これにより,入試の英文を"読み物"として楽しめる境地にまで至ることができました。

 数学の解説も精密をきわめ,必要性,十分性を緻密にチェックして論理を組み立てていく授業は圧巻でした。数学というと,計算して答えを出せばそれ以上深く考えない人も多いと思います。しかし数学の面白さと厳しさは,緻密な論理の構築にあります。論述答案では,まさにその途中経過が採点されます。

 英語も数学も,納得のいく論述答案を書くのは想像以上に難しいものです。その点,凰籃の授業は頭のいい人の思考回路を余すところなく教えてくれて,どんなにややこしいところも疑問の余地がないほどすっきりと解説してくれます。さらに毎回添削もあり,知的感動も得られるという,パーフェクトなものです。

 後輩の皆さんはこの機会を最大限に生かし,合格に直結した楽しい勉強をしてください。


理系でも"運"を"実力"に!

2003東京大学理科二類合格

 東大理系は新傾向問題が数多く出題されるので,どんなに日頃優秀な人でも,入試当日のコンディション次第ではあえなく落ちてしまいます。そこに不安を感じた私は,入試的中率の高さに引かれて凰籃を選びました。

 凰籃の授業は期待通りもので,問題集の解答や他の授業では絶対に得ることができない貴重な情報に満ちていました。特に理数科目では,問題を解き終えるまでの発想をこれほど詳細に示してくれる授業は他にないと思います。そのおかげで,たいていの問題は基本技術の組み合わせに持ち込んで解ける自信がつきました。

 ただし,はじめのうちは,教材のレベルが途方もなく高かったのに驚かされました。東大模試で名前が出ているような人もびびっていました。凰籃では入試問題中最も難しいレベルのものも的中させてしまうだけに,中には,理Uレベルなら解けなくてもいいと思われる問題もあります。ですから,最高水準を極めたい人にはこれほどよい授業はないと思います。しかし,単に東大に合格しさえすればいいという人は,あまりに難しい問題は参考程度に見て楽しむだけでいいと思います。もちろん,そのへんの取捨選択については先生が授業で指摘してくださるので,無駄なく学習することができます。後輩の皆さんは教材にひるむことなく安心して勉強してください。

 凰籃のもう一つの特徴は,授業のおもしろさです。入試問題の背景の専門知識を知り尽くした上で生み出される,おそろしく的確なたとえや知的な雑談は,聞いていて飽きることがありません。そのため,下手をすると雑談に刺激されて専門書を読みたくなってしまったりします。一番大事な受験勉強を忘れてしまいかねません。その意味では危険な香りのする授業です。私のように入試直前に焦ることのないように,「知的な楽しみ」は授業だけにして,あとは予習・復習に専念したほうがいいと思います。

 入試本番で驚いたのは,教材でやった問題とそっくりなものばかり出題されたことです。しかも,「これは計算で振り落とそうとしているな」とか「この英文は訳しにくいな,工夫のしどころだ」とか,いろいろ考えながら余裕をもって解くことができました。

 以上のように,凰籃でしっかり学べば,合格への十分な素質を身につけることができます。皆さんも凰籃で確実な合格を目指してください。


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